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建御名方之神（諏訪さん）、宇迦之御魂神（お稲荷さん）を祭り、「応感之神」と称し、法花の里の氏神として崇拝している。
伝統行事のお弓祭は1月6日、祭礼は10月20日に行われる。
昭和27年に雨乞い笹踊りが盛大に行われた。

応感神社の裏山一帯は数千年の照葉樹林覆われ竜王山（標高361.7m）と称している。
頂上には竜王の祠、笠岩、護摩岩、中腹には犬戻岩、烏帽子など重なり合った奇岩石がたくさんある。
中でも犬戻岩の伝説は有名であり、神秘的でロマンの多い御山として知られている。
伊賀市白樫から竜王山を通り大野木池尻にかけて連なる山々の山麗には、安政元年（1854）に起こった安政伊賀地震で動いたのではないかといわれている法花断層が走っている。
この断層は古琵琶湖層群と領家花こう岩の境界をなすものであり、領家花こう岩の山地が隆起したことにより生じたものである。
登山層に見られる犬戻岩など多くの巨岩は領家花こう岩であり、登山道一帯は断層の隆起によってできた「断層崖」と呼ばれる急斜面となっている。
また、三角点付近には地滑りによって生じた階段状の「滑落崖」や尾根にそって西の方向にのびる地割れのような溝状の「開口クラック」などが見られる。

真言宗豊山派、伊賀四国八十八か所霊場第64番札所の寺院。
本尊に聖世音菩薩を奉安。
本堂裏の墓地には、大永４年銘、高さ約1mの石造五輪塔型板碑（市重要美術品）がある。

源義仲と良従の今井四郎兼平の塚である。
兼平は寿永3年粟津の松原で討ち死にしているが、法花の里に落ち延びて住み着いたという伝説がある。
毎年正月15日には、塚前でドンド焼の行事が行われる。